【09月02〜07日】

第14回 IARU ARDF世界選手権大会
@韓国 華城市

<09/06> 第2競技(3.5MHz帯)・表彰式・閉会式

いよいよ第2競技「3.5MHz帯」です。
日本ではエキシビションですが、Reg.1ではむしろこちらがメイン競技ということです。
そういえばReg.1でのARDFマークは3.5Mレシーバーのシルエットです。
(今大会のマークは144Mレシーバーのシルエットでした)

144Mと同じく5時起床で朝食、ランチパックを受け取り出発準備です。
6時半には宿舎をバスで出発し、約1時間でスタート地点に到着でした。
そこは山々に囲まれた田圃の中にある芝生の広場でした。
その周りには既に多くのテントが設営されていて、チームJAPANもその一画に陣取りました。

本部テントには144Mと同じく、探索TX・スタート走行コース・スタート組が掲示されていました。
チームJAPANのスタート組は申告通り、144Mの逆で登録されていました。
本部よりチーム毎に受信機預かりの指示があり、スタートエリアテントに受信機を収め立入禁止ロープが張られました。
いよいよ競技開始です。

今回はタイムテーブル通り8:45には選手呼出、9:00には競技開始となりました。
待機時間に「スタート選手が見える!」という話を聞いて行ってみると、そこはトイレでした。
スタートエリア近くに設置されたトイレコンテナへ行く途中で、遠く離れたスタート走行コースが見ることができました。
そうこうしているとどんどん選手はスタートして行き、混雑していた待機エリアも閑散としていきました。

そうしていいよ呼出がありスタートエリアへ!
カテゴリー別に分かれた走行ラインのスタート位置につき競技エリアへ!!
今回は、ほぼ全域が山間部といった、細かい起伏のある過酷なものでした。
1つのミスを取り返すためには何度もアップダウンを繰り返さねばならぬというものでした。
(なぜ ↑↑↑ がわかるかというと・・・・・)

今回もTX3にはJF1RPZ出田さんが国際審判として待機されていました。
スタートに近いそれとTX2を探索し終わると既に90分が経過し、制限時間まで40分。
山越えでフィニッシュまでたどり着くには、全力で向かわねばと向かいました。
できるだけ山越え回数を減らすため、少し迂回ルートをとり進んでいくと、ほぼルート上にTX1が!
それをチェックすると、残り15分!
距離的に問題無く、尾根を進んで駆け下りればフィニッシュなのですが、一つ問題が・・・
尾根から下る道が無いのです。
最短ルートには「植生走行困難」が横たわり、藪の切れ間からうまく迂回してビーコンに向かおうと思ったのですが・・・
尾根沿いの林道からビーコンを測向している、かすかにフィニッシュエリアからのチームJAPANの声援も聞こえてきました。
覚悟を決めて一気に斜面を下り始めたのですが、やはり方向を見誤りビーコン通過して下り過ぎてしまいました。
急いで登り直してビーコンにたどり着いたのですが既にタイムオーバーとなり、結果約7分オーバーでのフィニッシュとなりました。

終盤スタートでしたので、既にほとんどの選手で大賑わいでした。
まずはペットボトルを2本飲み干し、頭に水をかぶって体温を下げて一休み。
すると脇からスタッフがやってきて、今大会の内容についてのアンケートを求められました。
競技だけでなく大会運営全般について、特に「他国の開催と比べてどうか」というものでした。
KARLの力のいれ具合を感じました。

そんなやりとりをしているうちに落ち着いてきたので散策開始です。
まずは地図を確認に行くと、ちょうどスタッフに声をかけられました。
話していると、どうやら今競技の設定者でした。「どうだい!俺の設定は?」とにこやかに問いかけられました。
そこで「難しかったし、きつかったけど楽しかった。特にこのあたりで引っかかった」と答えると、にこやかに握手してくれました。
設定者の心理はどこの国でも同じですね ^^;

フィニッシュラインに行くと、未着選手は数名を残すのみとなりのんびりとした様子でした。
そこでお願いしてSI集計を見学させてもらいました。専用ケースに並ぶカードは圧巻でした。

各選手のフィニッシュを迎え、16時頃に最後の送迎バスに乗車して宿舎に戻りました。
約30分ほどで宿舎の戻ると、ロビーには次回開催国のクロアチアのポスターが掲示されていました。

泥を落とし、機材を片付けて一休みして最後の夕食へ向かいました。
後は表彰式とバンケットを残すのみですので皆気楽に大盛り上がりでした。
食後は中国機材の販売メーカーの方々の部屋を訪問し、諸々話を聞いてきました。
取引実績の中に「Mr.MIMURA」とあり、我々は彼の友人だとと話すと
更に場もくだけていき、イロイログッズをいただきました。

そんなことをしていると、表彰式には少し遅刻してしまい、ちょうど団体表彰の始まるところでした。
144Mと同じ様子で式が進み、21時半頃終了しました。

22時、バンケット開始です。照明のなかでのガーデンパーティです。
来賓によるARDFケーキ入刀に始まり、特別賞としてJO7JTL太田さんの特別賞授与、4名の選手のバースデーとイベントが続きました。
そして各テーブルでは各国選手の懇親が始まり、特にチームJAPANのYUKATA-GARLはどこでも大人気で写真待ちで列になっていました。
そんな様子で会場は0時を過ぎても賑わっていました。